オーレックの乗用草刈機、結構新しめの人気機種です。セルモーターが回らなくなっておりましたが配線をよく見るとサビによる導電不良箇所があり、修理出来ました。配線部分にはヒューズを付けるなど面倒がらずにしておく事が寛容です。配線焼けなど出れば余計な手間がかかるので。ヒューズなどはホームセンターにも売っております。機械修理に配線処理はつきものですから、電気工事士の資格を取るといいかもしれませんね。また、キャブレターのフロートカップにサビによる穴あきも出ており修理しましたが、乗用草刈機らしく、わざわざ燃料カットソレノイドのバルブ(12V電源のオン/オフにより針状の突起が引っ込んだり/飛び出したりして燃料の吸/入を制御するもの)がフロートカップの下のボルトに取り付けてあったので、カップ形状に求められる寸法が案外シビアだったのです。燃料タンクからホースまでの距離が長い場合、燃料コックだけでなく機械式燃料ポンプや燃料カットソレノイドが何処かに取り付けてある場合もありますが、燃料が来ない場合、その辺に問題がある事は殆どなく、殆どがキャブレターか燃料コックの詰まりが原因です。エンジンがかからない時、燃料、点火、圧縮、のうち、燃料のトラブルは殆どが燃料コックかキャブレターだと考えてください。時間の短縮が大事ですからね。
このオーレック草刈機は約7万円で仕入れ、約40万円で販売出来ました。要した日数はその他の事と合わせて3日程度、十分な利益となりました。当事業所では乗用草刈機にも力を入れております。夢のある乗り物ですね。